太陽光発電のコストパフォーマンスはどう考える?
売電単価の低下に伴って太陽光発電のコストパフォーマンスがまだあるのかが疑問に思われるようになってきました。コストパフォーマンスが高く、太陽光発電システムを導入するのにかかった費用を取り返せるのなら始めたいと思う人もいるでしょう。このような視点で太陽光発電システムにはまだ魅力があるのでしょうか。コストパフォーマンスをどのようにして考えるのが一般的かというと、シミュレーションをして年間発電量を計算するのが主流です。年間発電量から自分の家で消費する電力を差し引き、売電したときに得られる利益がどのくらいになるかを計算するというのが基本になっています。このようなシミュレーションをすればコストパフォーマンスを見極めることが可能です。
シミュレーションはどこまで信用できる?
太陽光発電システムによる年間発電量や収益のシミュレーションは精度が高くなってきています。太陽光発電が注目され始めた頃はまだ理論に基づくシミュレーションでした。しかし、家庭での導入と運用が進んだお陰で、実際の発電量や収益に関するデータが集まってきました。そのため、シミュレーションの誤差も修正されていて、高い精度での予測が可能になっています。太陽光発電システムを導入した後に周辺環境が変わって日照量が変わるとシミュレーション結果も信用できなくなりますが、周辺環境が一定なら信頼できる結果を得られるのが現状です。コストパフォーマンスを考える上で役に立つので、魅力の有無を検討するときにはまずシミュレーションをしましょう。
太陽光発電の価格は下落傾向にあるため導入しやすくなっていますが、それと同時に売電価格も下がっているので導入には注意が必要です。