個人向けの機種でもオフィスソフトは使える
法人向けという説明がないパソコンを家電量販店で購入してきた場合、それを業務で使うことは可能でしょうか。たとえば、オフィスソフトをインストールできるかということであれば、まったく問題ありません。というのは、オフィスソフトには「このパソコンは法人向け、このパソコンは個人向け」といった判別をすることはできないからです。したがって、個人向けのパソコンだから途中でインストールがストップしてしまったり、ソフトを立ち上げようとしたら「このPCは個人向けなので使えません」といったメッセージだけが表示されるといったことはありません。つまり、会社で使うパソコンは必ずしも法人向けの機種だけを候補にして選ぶ必要はなく、個人向けの機種も候補に選んでいいのです。
本体に不要なアクセサリーが付属していないもの
では、あえて会社内で利用するパソコンを個人向けの機種から選ぼうとするなら、どういった点を重視すればいいでしょうか。ノートパソコンであればCDやDVDの読み込みが可能な機種を選ぶべきでしょう。個人向けのパソコンは本体を薄くするために光学ドライブを付属していないものも多いですが、会社ではまだまだ記憶媒体としてDVDを使うことがあり、ドライブがないと後付けしないといけなくなります。また、WEBカメラが搭載されている機種は避けた方がいいでしょう。WEBカメラは業務で基本的に不要である上、きちんとした設定をしないとネットを通じて第三者にコントロールされてしまう可能性があるからです。
ビジネスパソコンを選ぶ際は、オフィス内で使うのか出張や外出先で使うのかなど、用途別に選ぶのがポイントです。その上で、最適なCPUやメモリを選んでいくのが良いとされています。