通販の運営では出荷方法に気をつけよう
通販ショップの経営をするときにはいかにして注文してくれる人を見つけるかを重視し、魅力的なサイトを構築して販促することに注力してしまいがちです。しかし、長期的な視野に立つとそれと同じくらい重要なのことがあるのに気づくでしょう。新規顧客を開拓した後は、その顧客にリピーターになってもらうのが大切です。また、個人の消費者を増やすためには口コミ評判も上げることが欠かせません。そのためには注文してくれた人が、このショップを利用して良かったと思ってくれるような取引を成立させることが肝心です。そのために気をつけた方が良いのが出荷方法であり、その意識が欠けていると顧客に逃げられてしまうリスクもあるでしょう。
手動の限界を知って自動にしよう
出荷方法として最も単純なのは注文依頼を確認したら宅配業者に集荷を依頼し、荷物を渡して送り届けてもらうというものです。個人が経営するショップではよくあるパターンですが、このようなやり方では注文から発送までに何日もかかってしまうこともあります。ちょっと旅行に出かけただけでその間は出荷できなくなってしまい、宅配業者の集荷時間内に対応できなければまた翌日の手配になってしまうでしょう。注文したのにいつまでも商品が届かないとクレームをつけられることにもなりかねません。手動で注文に対応するのには限界があります。注文があったら自動的に集荷を依頼する仕組みにしたり、指定の倉庫から商品を持って行ってもらうようにしたりすると顧客の満足度も上がるでしょう。
通販物流とはネットショップや通販などの物流に関わる全般を指します。入庫から発送まで、ほぼ全ての作業を物流会社へ委託することで、仕事を効率よく進めることができます。